選挙戦真っただ中、日々、街頭やTV、討論会などで口角泡を飛ばしながら舌戦が繰り広げられている。仕事柄、日頃からその方の発声法や呼吸法を見る習慣がついているため、ついつい候補者方の息の取り方、発声を分析してしまう。これがまた、本当にその方のお話の説得力と直結しているから恐ろしい。素晴らしい理念や、目を見張る政策をもっていても、その方の呼吸法、滑舌、発声がわるければどうも表現として心に入っていかないのだ。政治家の方々は最もリアルな切羽詰まったところに立たされている「表現者」
なのではないでだろうか。先進国は、政治家のネクタイの色、ヘアスタイル、眼鏡、台本など、演出家をつけて臨むと聞くが、ボイストレーニング、呼吸法もぜひ取り組んでほしい。