イタリアでご活躍のオペラ歌手 生野やよいさん。この夏からフィールドをアメリカに移す、その前にスタジオでインタビュー。末席ながらも声楽の私は、取材時から彼女の豪快な歌姫伝が気持ちよくて仕方がなかった。インタビューの活動も長くなると、取材で会話をしながらわくわくし、進行台本が頭に出来上がってくる。東洋人はとかく欧州のオペラの世界では格下にされてしまう現実。素晴らしいリリコスピント(抒情的で強い)日本人には少ないソプラノ。厳しいイタリアに何くそで挑み実力で認めさせ、数々の指揮者を納得させた。心はフェアで、その場しのぎで分別臭くふるまう事のないやよいさん。3月にインタビューをさせていだいた安奈淳さんもそうだが、センターに立つ女性はやはりフェアで、人に媚びたり適当に周りに調子を合わせたりはしないのですね。そんなことをしていたら、本質が見えなくり、現象ばかりに左右され、芸術性など、どこかに置き去りにしてしまうのでしょう。しかし大変温かく、徹底的に協力的であり、真摯に舞台にかける。全く共通していて感服する。

今回調布でディナーコンサートをされる。放送では、やよいさんの歌声もお聴かせします。放送は4/26
昨日もう一本の収録では、ファゴット奏者の池田祐希さん。長崎の出身。やよいさんと同じく九州出身で南国のおおらかさと、どこか舞台人に向いている華やかさにスタジオも大いに湧いた。どうぞお楽しみに!d
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