ラジオのパーソナリティをさせていただいていると、クリスマスの頃に「今年はどなたの歌う(演奏する)クリスマスソングを流そうかしら……」と楽しく悩むのだが、私は個人的趣味で結局このCDの中から選んでしまうことが多かった。シルバーベル ザ クリスマスソング ホワイトクリスマス ウィンターワンダーランド レッツスノウ! などなど。と同時に子供の頃、家にあったソノシート版のクリスマスミュージック集の思い出……。すでにステレオにとって代わり、聴く為のプレーヤーはなく聴くことはできなかったそのソング集。表紙、中、裏表紙はどうやら私が生まれる前の昭和30年代のアメリカのクリスマスの様子が写真になっいた。大きなクリスマスツリーにターキー、素朴なケーキ、ジンジャークッキー、遠い国の団らんの様子に心を奪われ、折に触れて取り出しては眺めた。私の母も懸命に真似をして鶏のももやきにきれいな紙をを巻き、スープやサラダ(当時缶詰であったシロアスパラ含む)を添え、父にはプロセスチーズにサラミを盛りつけ、当時はやったアイスクリームケーキを注文し((笑)大いにムードを作ってくれた。家族で集うことの素晴らしさを、クリスマスソングと共に教わったかも……ドリス・デイの歌声はその思い出と、ゆっくりとした時間の流れを大切にしてくれる歌声。今年のクリスマスの放送にもやっぱりこのCDを流そう。ドリス・デイ